JALマイルで叶えた!羽田→パリ エールフランス ビジネスクラス搭乗記!

はじめに:JALマイルでAir Franceビジネスクラスに挑戦!

2024年に、家族でフランス・パリとイギリス・ロンドンへ観光旅行に行ってきました!
今回の旅は、エールフランス航空の最新ビジネスクラスを利用した空の旅からスタート!

普段はエコノミークラスですが、「貯めたマイルでビジネスクラスに乗れるなら思い切って挑戦してみよう!」ということで計画をスタートし、幸運にも希望日に特典枠の空席が見つかり、ビジネスクラス搭乗が実現しました!

今回ビジネスクラスを利用できたのは、JALマイレージバンクのイルを活用した特典航空券だからこそ!
日本航空(JAL)とエールフランス航空は所属アライアンスこそ異なります(JALはワンワールド、エールフランスはスカイチーム)が、JALマイルの提携航空会社特典としてエールフランス便を予約することが可能なんです♪
マイルを使って他社航空のビジネスクラスに乗るという、少し裏技的な方法で、お得にビジネスクラスを利用できました!

12時間超のフライトと聞くとエコノミーでは「体がきつそうだな…」という不安が先に立ちますが、ビジネスクラスならむしろ「どんなサービスが受けられるんだろう?」とワクワクに♬

この旅行記では、羽田空港からパリ・シャルルドゴール空港までの往路フライトについて、
初めて海外旅行に行かれる方でも安心していけるように、出発前の準備からチェックイン、空港ラウンジ、そして機内でのシートやサービス、食事、エンターテインメント、さらにパリ到着後の入国手続きや市内への移動まで、体験したことを時系列で綴っていきます!

特典航空券を使ったビジネスクラス旅行に興味のある方、エールフランスの最新シートに関心がある方、そしてパリ旅行が初めての方などに参考になる情報をたっぷりお届けしたいと思います!
※本ブログで記載の写真は、著者が自身で撮影したものです

特典航空券の取り方

まず、ビジネスクラス特典航空券の確保への道のりについてお話しします!
エールフランス航空のビジネスクラスをJALマイルで予約するには、まずJALマイレージバンクの提携航空会社特典としてエールフランス便の空席を探す必要があります!

JALのWebサイト上で検索が可能で、会員ログイン後に「特典航空券予約(提携航空会社)」のページから希望ルートと日程を入力すると、提携各社の特典空席状況をチェックできます!ただし提携航空会社の特典は非常に人気が高く、特にビジネスクラスの枠は限られているため、希望日に空席を見つけるのは簡単ではありません

私たちは夏のハイシーズン(7月)の出発だったので、旅行の数ヶ月前から頻繁にサイトをチェックしたり、オペレーターに電話したりして、運良く7月12日羽田発パリ行きで3席のビジネスクラス特典枠を発見!

今回必要だったマイル数は、1人あたり 110,000マイル(往復)です!
エアーフランスのマイル表のリンクを貼っておきますのでご確認ください!

家族3人分で合計330,000マイル近くという大量のマイルを投入しましたが、これだけのマイルで通常数十万円以上するビジネスクラスに乗れるのなら非常にお得!
マイルはクレジットカードの利用や、ポイントサイトでコツコツ貯めてきたものを家族分合算して準備しました!

また、このJAL×エールフランス特典のメリットとして特筆すべきは、燃油サーチャージ代がJALの便より安いこと!
JAL便かつヨーロッパ路線の特典航空券をマイルで取得するとなると、税金や燃油サーチャージ代が往復一人当たり4〜6万円ものサーチャージ費用がかかったのですが、エールフランスの場合は、一人当たり2~3万円でした!

ちなみに!特典航空券予約のコツとしては、日程の柔軟性と根気強いチェックが挙げられます!
特に人気シーズンは希望日だけでなく前後の日も視野に入れて検索すると良いでしょう。JALのウェブサイトでは1日ずつしか空席照会できないため根気が要りますが、それでもオンラインで完結できるのは便利です
場合によってはウェブ上で見つからない場合でもJALコールセンターに問い合わせると予約可能なケースもあるようなので、諦めずにチャレンジする価値があり!

また、座席指定に関する注意として、今回のようにJALマイルで提携他社便を予約した場合、事前座席指定がオンライン上ではできないことがあります!
私たちも予約完了時点では座席指定ができず、家族3人それぞれ離れた席が割り当てられました…
母親は英語が全く話せないのでこれは、まずいと思ったのですが、
実際に搭乗時に、フランス人の男性が席を譲ってくださり、何とか近くの席に座ることができました…!

以上が、特典航空券を取得するまでの流れです。大量のマイル消費にはなりましたが、それに見合う価値ある体験が待っていると信じ準備を進めました!
それでは次に、実際の旅行当日に向けた出発前準備やオンラインチェックインの様子をご紹介します。

出発前の準備とオンラインチェックイン

旅行当日までに行った事前準備についてお伝えします!

パスポートや渡航書類
フランスへの観光目的の短期旅行であれば日本国籍者はビザ不要ですが、有効なパスポートの残存期間が十分にあるか念のためチェックしておいた方が良いと思います!
新型コロナウイルスに関する入国制限も撤廃されており、特別な陰性証明やワクチン証明等は不要でしたが、直前になって規則が変わる可能性もゼロではないため、外務省や在日フランス大使館のサイトで最新情報を確認し安心して出発日を迎えました!

■荷造り
ビジネスクラス利用とはいえ基本は通常の海外旅行と同じです
パリでの観光に必要な衣類や身の回り品をスーツケースに詰め、貴重品や機内で使いたいものは機内持ち込み手荷物にまとめました。
特に長時間フライトに備えて機内で快適に過ごすためのグッズも用意!ビジネスクラスではブランケットや枕、アメニティが支給される予定ですが、私は愛用のアイマスクやコンパクトなネックピローなども持参しました!
また、機内は乾燥しやすいのでのど飴やマスク、保湿クリームも忘れずに持っていくことがおすすめです!
さらに、現地で使うユーロ現金もあらかじめ日本の銀行で両替して準備!
フランスでは、基本的にはクレジットカードも使えますが、自動販売機など現金が必要な場面も少しはあるので、わずかながらでも現金があると安心かと

観光計画
パリで訪れたいスポットが多すぎて迷いましたが、渡航前に家族で相談し、エッフェル塔やルーブル美術館、ヴェルサイユ宮殿など主要どころは日程に組み込み、レストランの予約も数件入れておきました!

例えば、世界的に有名なレストランのGuy savoyなど!
Guy savoyの訪問記事は下記に記載しているのでよければみてください!

また、パリの観光においては、入場料などがお得になるパリミュージアムパスとなるものが存在し、それを利用するには、ヴェルサイユ宮殿の事前予約が必須です!
そういった意味でも、できる限り観光計画は事前に立てて、お得な旅行にするべきかと!

オンラインチェックイン
出発前日にはオンラインチェックインも行いました!
エールフランス航空では出発時刻の30時間前からオンラインチェックインが可能なため、フライト前日(7月11日)の夕方から手続き開始です。JALのマイルで予約した場合でも、エールフランス側の予約コード(アルファベット6文字)が発行されているので、エールフランス公式サイトのチェックインページにアクセスし、その予約コードと名字を入力すると予約情報が表示され、チェックイン手続きを進められます!

オンラインチェックインでは搭乗券(モバイル搭乗券)を発行でき、当日の手荷物預けがスムーズになるメリットがあります。

ここで気になっていた座席変更を試みましたが、残念ながら不可能でした

なお、エールフランスのビジネスクラスでは特別機内食(ベジタリアンや宗教食、低アレルギー食等)の事前リクエストも可能!必要な人はぜひ利用してください!

■海外保険
万一の病気・ケガや荷物トラブルに備え、家族全員分の補償がある保険に加入し、緊急時の連絡先なども控えておきます!

羽田空港 T3 でのチェックイン

いよいよ出発当日。夜のフライトに備え、羽田空港第3ターミナル(国際線ターミナル)に向かいました!

フライトは深夜便(23時台出発)なので、チェックインカウンターのオープンは出発約3時間前です!

私たちは搭乗2時間半前の20時過ぎには空港に到着!
エールフランス航空のチェックインカウンターはJALと同じ第3ターミナルにあり、赤いエールフランスのロゴ看板が目印です。

ビジネスクラス利用者は**SkyPriority(スカイプライオリティ)**専用レーンから案内され、待ち時間もほとんどなくチェックイン手続きを開始できました!
カウンターでは日本語が話せるスタッフの方が笑顔で迎えてくれ、パスポートと予約情報を確認後、預け荷物を預かってくれます!
ビジネスクラスは一人あたりの受託手荷物許容量も多く、今回は3人で大きなスーツケース2つを預けましたが、重量超過もなくスムーズに受理♬

座席の相談もこのタイミングでお願いしました!
カウンター係員さんに「できれば近くの席にまとまれませんか?」とお願いしてみました。係員の方は端末でしばらく空席状況を確認してくれましたが、「本日はビジネスクラス満席のため、現時点ではお席の移動が難しい状況です」との回答…
ただ、「ご家族で離れていらっしゃるとのことですので、搭乗ゲートや機内で客室乗務員にもお伝えしてみます。場合によっては他のお客様と調整できるか確認しますね」と親切に言ってくださり、少し希望が!

次は出国審査と保安検査です!
平日ということもあり、長蛇の列に並ぶことなく、出国審査も指紋認証の自動化ゲートですぐに通過!
保安検査もスムーズで、到着から15分程度で制限エリアに進むことができました!
国際線は、飲み物は機内に持ち込めないのでよく確認してくださいね!
JALのホームページに、情報が記載されているのでよく確認することをお勧めします!

サクララウンジ

エールフランス航空ビジネスクラス利用者の場合、羽田空港ではJALのサクララウンジが指定ラウンジとして提供されています!
搭乗までのひとときをラウンジで過ごす予定だったのですが、なんと空港内を色々遊んでいるうちに、ラウンジでゆっくり滞在する時間がないことが発覚!!!!!
急ぎ、サクララウンジに向かいました!

ラウンジ内はかなり広く席数も豊富です。この時間帯は深夜出発便前の利用客で程よい賑わい
とりあえず私たちは、せっかくラウンジを利用するので名物のフードをいただきます!

出発時間まで時間が全然ないこともあり、スイーツを少し食べて、サクララウンジをあとに…!
次回こそはちゃんと満喫します!

なお、ラウンジ内にはシャワールームも完備されており、搭乗前に軽くシャワーを浴びてリフレッシュすることもできます!

機内レポート:シート&アメニティ

いよいよ機内へ搭乗です。ビジネスクラスは優先搭乗が可能なので、一般客より一足先にゲートから機内へと案内!日本発の便ということで日本語を話せるクルーもおり、「こんばんは」と丁寧に挨拶してくれてほっと安心♪

ここでが、搭乗後まもなく日本人の客室乗務員の方が「ご家族でお席が離れていらっしゃるようですが、お近くになるよう調整しましょうか?」と声をかけてくださいました!
ありがたい申し出に甘え、少々の座席交換をしていただいた結果、フランスの男性の方に席を譲っていただき家族で会話しやすい配置に!
その親切さに感動し、パリに到着前から、フランスのことが大好きになりました♪

今回の機材はボーイング777-300ERです!
各座席にはスライド式の扉(ドア)が備わっており、必要に応じて自分で閉めれば半個室のような空間になるのが大きな特徴です!
ドアは完全に天井まで閉まるわけではありませんが、視線や照明を遮る効果は十分で、隣や通路の人目を気にせずリラックスできます
シート自体の配置は斜めを向いたヘリンボーンながらフルフラットベッドになるタイプで、全席が通路アクセス可能な「全席通路側」のレイアウト!
誰にも気兼ねなくシートから立ったり戻ったりできるのはうれしいポイントです♪

エールフランスのビジネスクラスの席からの光景

シートカラーはエールフランスのシグネチャーであるネイビーを基調に、ホワイトとアクセントの赤が配され、モダンかつエレガントなデザイン!
革張りのヘッドレストや上質なファブリック素材が用いられており、高級感があります!

シートの広さ・快適さも際立っています。通常の座席ポジションでも肩周りや足元にゆとりがありますが、電動リクライニング操作で最大限倒すと全長約2メートルのフルフラットベッドになりました!

足を伸ばす先のフットスペース(足置き場)は大きめの靴でも余裕で収まる広さで、身長170cm台の私でも膝を軽く曲げるだけで楽に寝姿勢がとれました♪
上の写真だけだと、広さが伝わりにくいかなあ…

続いて周囲の設備類も確認します。目の前のモニターは17.3インチの大型スクリーンで、4K対応の非常に鮮明な映像が映し出されています。後ほどエンタメの項で詳しく触れますが、この画面で映画や音楽を楽しめるほか、フライトマップなど機能も充実しています。画面はタッチパネル式で直感的に操作できますし、手元には乗客用のリモコンコントローラーも備わっていて座席に深く座ったままでも操作が可能です。

小物の収納スペースも充実しています。座席横にはイヤホンや眼鏡ケースなどを入れられるポケットがあり、肩側には蓋付きの小さな収納ボックスもありました。そこにはノイズキャンセリング機能付きの大型ヘッドホンが格納されており、必要に応じて取り出して使います!
ヘッドホンはエールフランスのロゴ入りで高級感があり、耳当て部分が柔らかく長時間の使用でも疲れにくそうでした。

エールフランスのウェルカムドリンク

座席周りを一通り見終わったところで、ウェルカムドリンクのサービスです!
フランス出発前から、ウェルカムドリンクを楽しめるなんて、ビジネスクラスならではの贅沢なひとときです!
グラスに注がれたドリンクは程よく冷えており、旅の高揚感をさらに高めてくれました!

続いて、アメニティキット
各座席には予めふかふかの枕と肌触りの良いブランケットが置かれていましたが、さらに客室乗務員が一人ひとりにポーチを手渡してくれました!
今回のエールフランスのビジネスクラス・アメニティはネイビーを基調としたシックなポーチで、中にはフランスの有名コスメブランド「クラランス (Clarins)」のスキンケアセット(保湿クリームやリップバーム、フェイスローションなど)が!
他にもアイマスク、耳栓、歯ブラシセット、靴下、そしてボールペンまでひと通り揃っていました!

また、スリッパも各座席に用意されていました。ビジネスクラス以上ではスリッパが提供されることが多く、エールフランスでも黒のシンプルなスリッパが用意されていて助かります!
離陸前に革靴を脱いでこのスリッパに履き替え、足元からリラックスすることができます!

1回目の食事(夕食)

エールフランスのビジネスクラスの夕食のメニュー


日本発のビジネスクラスではメインを4種類から選択できました!
私たちは、全員牛ヒレ肉のバスク風トマトを選択!
メニュー表(献立表)には前菜からメイン、デザートまで一通りの料理名と説明が日本語・英語で記載されており、それを眺めるだけで期待が!

食事の前に配られたのは、お菓子です!
青色の箱のお菓子は、エールフランス特製のチーズ風味のスナック菓子
一見シンプルなクラッカーのようですが、一口食べて家族全員その美味しさに驚嘆!
香ばしいチーズのコクとサクサク食感がやみつきになる逸品で、「日本で販売したら大ヒットしそうだね」と大盛り上がりするレベル!
フランスらしくお洒落な紙箱に入って提供されるあたりも粋で、「これは持ち帰りたいくらい」と母も絶賛していました!
しかし、フランスのスーパーで見つけることはできず…どこで一体売っているんでしょうか…

エールフランスのビジネスクラスの前菜

ほどなくしてコース料理の前菜が運ばれてきました!
洋食コースの前菜プレートは、見た目にも華やか!
どの前菜も上品な味わいで素材の良さが引き立っており、「空の上とは思えないクオリティだね」と家族で感心!

ここで見逃せないのが添えられていたパンとバター♬
フランス発祥の航空会社だけあってパンには力が入っており、数種類の中から好みのものを選べました!
私は迷わずハード系のバゲットをチョイス!
客室乗務員さんがバスケットを提げて席まで来てくれ、欲しいパンを伝えるとトングで手渡してくれます!

そしてバターはなんとイズニー産発酵バター!
ノルマンディー地方イズニー=シュル=メール村で作られる芳醇な発酵バターで、口当たりが滑らかかつミルキーなコクが特徴!
これをパンに塗って味わうと…「美味しい!」と思わず声が漏れるほど!

前菜とサラダを堪能した後は、メインディッシュ
事前にメニューを見て決めておいた料理がワゴンで運ばれてきて、一人ずつテーブルにサーブされます!

私のメインは牛フィレ肉!
厚みのある牛フィレのステーキが香ばしく焼かれて登場!
付け合わせには滑らかなマッシュポテトと彩り豊かな温野菜が添えられています!
一口切って食べてみると、お肉はミディアムウェルくらいのしっかりした火入れでしたが、マスタードの効いた濃厚なソースがよく絡み、機内食としては十分満足できる味わい!

エールフランスのビジネスクラスのチーズ

メインプレートを下げてもらった後は、チーズとデザート!
ワゴンに載せられたチーズ各種やデザートが席まで運ばれてきて、「チーズはいかがですか? デザートもご一緒にいかがでしょう」と声をかけてくれます!
フランスらしくチーズは数種類あり、濃厚なチーズは癖になりそうです!

エールフランスのビジネスクラスのスイーツ

デザートにはプチサイズの抹茶ケーキと季節のフルーツ盛り合わせをいただきました!
抹茶ケーキは、濃厚な抹茶味でとても美味!
フルーツもメロンやグレープフルーツなど瑞々しく、食後のリフレッシュにぴったり♬

こうして約2時間かけて提供される充実のディナーコースを堪能しました!
食器が下げられる頃には機内の照明も落とされ、周囲はおやすみモードに!

2回目の食事(朝食)

エールフランスのビジネスクラスの朝食

フライトも後半に差し掛かったころ、2度目の機内サービスである到着前の軽食(朝食)の時間に!
パリ到着の約2時間前、機内の明かりが再び少しずつ明るくなり、朝食が提供されます!

朝食はコンチネンタルブレックファスト(軽めの洋朝食)!
テーブルクロスが再び敷かれ、トレーに載せられた朝食セットが運ばれてきました。クロワッサン、バター、ヨーグルト、フルーツ、オムレツの盛り合わせという内容です♪
クロワッサンは小ぶりながらバターの風味が濃厚で、機内でこれだけ美味しいパンが食べられることに感動!
エールフランスのパンはどれも美味しくて本当にびっくりです!
淹れたてのコーヒーやオレンジジュースとともに爽やかな朝のひとときを楽しみました!

全体を通して、エールフランスの機内食は期待以上のおいしさで、日本人にはない、カジュアルだけど丁寧なサービスも非日常を感じられ、非常に快適なフライトとなりました!

パリ到着後:入国審査〜市内移動

パリ・シャルルドゴール空港に現地時間の早朝(4時半ごろ)到着しました!

飛行機を降りて指示に従いながら入国審査場へ向かいます!
早朝ということもあり、空港内は人影もまばらでした。ビジネスクラスで前方席に座っていたおかげで降機も一番乗りに近く、入国審査場でも先頭近くに並ぶことができました。
シャルルドゴール空港ではEU加盟国パスポート保持者用の列と、その他の外国籍用の列に分かれています!
私たちは日本国パスポートなので後者に並びました!

しばらくして審査官のブースへ!
担当のフランス人審査官は簡単な英語で「観光か?」「何日滞在する?」と質問してきました!
「ホリデーで10日間滞在します」と答えると、ニコリともせず淡々とパスポートに入国スタンプを捺印!
「ボンジュルネ(良い一日を)」の言葉とともにパスポートが返却され、特に追加の質問もなくフランスへの入国審査を無事通過しました!
到着時間にもよりますが、所要時間は列に並んだ時間を含めても15分程度で、想像以上にスムーズでした!
英語が苦手な母親も何とか通過できたので、ここだけは英語話せない方も頑張りましょう!

次に預け荷物の受け取りです!
入国審査を抜けてバゲージクレーム(手荷物受取所)に進むと、早速電光掲示板で自分たちののターンテーブル番号を確認します。
ビジネスクラス利用者の荷物にはプライオリティタグが付けられているため優先的に出てきます!
待つこと数分、ターンテーブルから私たちのスーツケースが姿を現しました!赤い「PRIORITY」タグが付いたスーツケース2個は、無事に揃って到着です。
念のため破損や紛失がないかを確認し、カートに載せて税関エリアへと向かいました!万が一破損があった場合は、係員に証明書などをもらうようにしましょう!
税関では申告する物が特になかったため、緑の「Nothing to declare(申告なし)」レーンからそのまま通過!
係官に止められることもなく、空港ロビーに出ることができました!

こうしてシャルルドゴール空港での入国手続きを終え、いよいよパリの地へ踏み出します!
まだ朝5時前ということもあり外は薄明るく、ひんやりとした空気!
空港のガラス越しに見える空はどんよりと曇り気味でしたが、遠くに見えるパリの街灯りに胸が高鳴ります♪

市内部までの移動手段

続いてはパリ市内中心部までの移動手段を決めるる必要があります!
事前情報で、空港から市内への代表的な移動方法は以下の4つであることを把握していました:

  • タクシー:空港からホテルまで直接行ける最も楽な手段!シャルルドゴール空港からパリ市内への公式タクシーは定額制で安心です(2024年現在、空港〜パリ市内中心部までは右岸方面へ56ユーロ、左岸方面へ65ユーロの固定料金)。荷物料金や深夜割増はなく、渋滞による追加料金もないため、乗車前に料金交渉をする必要がありません。ただし、必ず到着ロビーを出た正規のタクシー乗り場から乗車しましょう(客引きについて行かないこと)。所要時間は道路状況にもよりますが40〜60分程度です。
  • 電車(RER B線):空港とパリ市内を結ぶ近郊鉄道。最速で市内中心(北駅やシャトレ駅)まで約30〜35分と渋滞の影響を受けず速いです。料金も大人一人約12ユーロと比較的安価。ただし、大きな荷物を持っての移動や、治安面(スリなどの犯罪)がやや不安です。特に早朝や夜間は車内が空いていて逆に危険な場合もあるため、利用時には荷物や周囲に十分注意する必要があります。
  • 空港バス(ロワシーバス):空港〜パリ中心部(オペラ座付近)を結ぶ直行シャトルバス。所要約60分、料金は一人13ユーロ前後。途中停留所はなく荷物も積み込みやすいため安心ですが、到着地がオペラ座周辺に限られるため、ホテルが離れている場合はそこからの移動が必要になります。早朝・深夜でも運行しているので、時間帯によっては有力な選択肢!
  • ライドシェア(Uber等):Uberなどの配車アプリを使って車を呼ぶこともできます。料金は時間帯により変動しますが、公式タクシーと同程度か多少安いこともあります。アプリ上で行き先設定・料金確定ができるため言葉の心配も少なく便利です。ただ、空港到着直後はWi-Fiや通信環境を確保する必要があること、迎車場所を自分で見つける必要があることなど注意点もあります。

私たちは家族3人かつ大きなスーツケース2つという状況でしたので、多少割高でもドア・ツー・ドアで移動できるタクシーを利用することにしました!
安いし早いということで、電車でしょ!となる気持ちはわかるのですが、この電車はフランスの中でもとても治安が悪い駅を通過します…
フランス人の知り合いにも聞いたのですが、家族で移動するなら避けたほうが良いよということでした。
急行なら、その駅に止まることがないので良いかもしれないのですが、早朝は各停のみしかなく…
海外慣れていない方こそ、特に、タクシーを利用して、ホテルまで直行することをお勧めします!ここはケチってはいけないところです!

到着ロビーを出て「Taxi」の案内表示に従って進むと、外に公式タクシー乗り場があります!
朝早い時間でしたが既に数台のタクシーが待機しており、係員に「3名でパリ市内まで」と伝えると先頭の車へ案内されました。
運転手さんに行き先のホテル名と住所を書いたメモを渡し(英語で伝えても大抵は分かってくれますが、念のため紙で示すと確実です)、出発!
パリ中心部までの定額料金は右岸行きなので56ユーロ、実際のメーターもそれに近い金額で進み、到着時に追加請求はありませんでした!
支払いはクレジットカードで可能でしたが、手元の現金があったので60ユーロを渡し、「メルシー!(ありがとう)」とお釣りは受け取らずチップ込みで降車しました!

当時は、オリンピック中ということもあり、道路の規制が行われていたため、いつもより時間がかかっているようでしたので、チップ込の金額で渡しました!
チップを渡さなくても問題ないと思いますよ!ただ言葉が通じない場合、チップだと勘違いされる可能性があるので、それは気をつけてくださいね♪

空港から約50分、タクシーは無事にホテル前に到着!
時刻はまだ朝6時過ぎでチェックインには早すぎるため、荷物だけ預けてまずは近くのカフェで本場のクロワッサンとカフェ・オ・レを頂きました!

まとめ&Tips

JALマイルで実現したエールフランス航空ビジネスクラス(往路)は良い選択でした!

到着後も疲労感少なく元気な状態でパリの街に繰り出すことができるのは本当にありがたい!

座席の広さや快適さ、美味しい機内食、行き届いたクルーのサービスなど、どれを取っても期待以上で、12時間超のフライトがまるであっという間に感じられるほど!

もちろん今回の旅の本番はこれから始まるパリでの観光です。幸先良く快適なフライトで現地入りできたことで、旅行全体の満足度が大いに高まったのは間違いありません。

復路でもJALのビジネスクラスを利用しています!
とんだハプニングがありましたが、それが結果的に、皆が大喜びすることに!
記事を書き次第アップロードしますね♪

最後に、パリ旅行が初めての方向けにいくつかTips(アドバイス)を共有しておきます!

  • 言葉とマナー:パリでは英語も通じますが、現地語での挨拶はとても大切です。お店に入るときは「ボンジュール!(こんにちは)」、何かしてもらったら「メルシー!(ありがとう)」を忘れずに!感じの良い笑顔と一緒にこれだけで現地の人の印象がかなり良くなります。また、人とすれ違うときは「パルドン(すみません)」と言うなど、基本的なマナーを守れば観光客にも親切に接してもらえることが多いです。
  • スリ・置き引き対策:観光都市ゆえにスリや置き引きが多発しています。特にメトロ(地下鉄)内や観光名所周辺(エッフェル塔やルーブル周辺、モンマルトルなど)では、カバンは身体の前に抱える・ファスナーに簡易ロックを付ける・スマホを不用意に手に持たない等の自己防衛が必須です。親切そうに話しかけて気を逸らすスリの手口(署名を求めるアンケート詐欺や、腕にミサンガを巻いてくる物売りなど)もあるので注意しましょう。人混みではリュックは前に抱え、ポケットに財布やスマホを入れないよう徹底してください。
  • 交通機関の活用:パリ市内はメトロとバスが張り巡らされており、移動はとても便利です。到着後は空港から市内までのRERやバスに挑戦しても良いですが、最初はタクシーでホテルまで行く方が安心かもしれません。市内移動については、複数回乗るなら10回券(カルネ)やNavigo Easyカードを購入すると切符を毎回買う手間が省けます。メトロは治安も比較的良いですが、夜遅くは避ける、車内では貴重品をしっかり持つなど基本対策は忘れずに。タクシーやUberは深夜の移動や荷物が多い時に便利ですが、渋滞時は地下鉄の方が早いこともあります。
  • レストランの営業時間:フランスのレストランは一般的にランチは12〜14時、ディナーは19時以降に提供する店が多いです。15〜18時頃はお店が閉まっていたりカフェタイムのみの営業だったりするので、遅めの昼食や早めの夕食をとりたい場合は開いているお店を事前に調べておく必要があります。人気店は事前予約が無難ですし、ドレスコードがあるお店も少なくありません。また、水は有料のミネラルウォーターを出されることが多いですが、「カラフ・ド・ロー(無料の水をピッチャーでください)」と言えばタダの水も頼めます。
  • チップの習慣:基本的にフランスではサービス料込みの料金体系なので、日本のように明確なチップ文化はありません。ただし、良いサービスを受けたと感じた場合や、タクシーで大きな荷物を運んでもらった場合など、多少のチップを渡すと喜ばれます。目安としてはレストランで料金の5〜10%、カフェではお釣りの小銭程度、タクシーでは切り上げ程度(例えば52ユーロのところ55ユーロ渡す)で充分です。渡すときは「メルシー、オ・ルヴォワール!(ありがとう、さようなら)」と笑顔で伝えましょう。
  • クレジットカード・通信:クレジットカードはVisaかMastercardを1枚持っていれば大抵事足ります。ただ、ICチップの暗証番号(PINコード)が必要な場面が多いので、事前に設定しておきましょう。また海外での通信手段として、日本で使っているスマホのローミング利用の他、現地でSIMカードやeSIMを購入する方法、Wi-Fiルーターをレンタルする方法があります。いずれも一長一短ですが、街中の無料Wi-Fiスポットはセキュリティ面で不安があるので重要な通信には自前のネット回線を用意した方が安心です。
  • トイレ事情:パリの街中では無料の公衆トイレが日本ほど多くありません。観光中はカフェで飲食した際にトイレを借りておく、デパートの化粧室を活用するなどの工夫が必要です。街角には自動公衆トイレ(有料または無料)が設置されている所もありますが、見つけにくい場合も。フランス語で「トワレット(お手洗い)はどこですか?」= Où sont les toilettes ? と尋ねる表現も覚えておくと役立つでしょう。
  • 季節と服装:夏のパリは日本に比べ湿度が低く過ごしやすいですが、日差しが強い日中と朝晩の気温差が大きいです。7月でも朝夕は羽織るものが欲しくなることがあるので、薄手の上着を用意すると安心です。日中の日差し対策に帽子やサングラス、日焼け止めクリームも必携です。また石畳の道も多いため、歩きやすい靴で観光しましょう。こまめな水分補給もお忘れなく。
  • 困ったときは:言葉の壁やトラブルで困ったら、宿泊先ホテルのスタッフに相談するのが一番です。大抵のホテルには英語が通じるスタッフがいますし、ツアーデスクを併設している場合もあります。また、パリ市内には日本語観光案内所(オペラ座近くのJNTO案内所など)もあるので、緊急時には頼ってみましょう。
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