【フーティウ in ホーチミン】ミシュラン掲載のフーティウと豚まんを満喫！

Hồng Phát（ホンファット）

ミシュランビブグルマンを獲得する、ホーチミンの老舗フーティウ専門店、“Hong Phat”にランチで訪問してきましたので、その情報を共有します！

1975年創業、ミシュラン掲載の人気店で、甘みと旨み溶け合うスープのフーティウと名物蒸し豚まんを堪能！

アクセス方法やお店の雰囲気、支払い方法まで詳しくご紹介します！

※本ブログで記載の写真は、著者が自身で撮影したものです

Hong Phatとは？

ホーチミン市3区にあるHồng Phát（ホンファット）は、1975年創業のフーティウ専門店です！

フーティウとは南部ベトナムの米麺料理で、特にフーティウ・ナムヴァン（Phnom Penh風ライスヌードル）が看板メニュー！

約50年にわたり地元サイゴン子（ホーチミンっ子）に愛され続けてきた老舗名店なんです。

実力は折り紙付きで、なんとミシュランガイドのビブグルマンにも選出されています！
ローカルフードながら世界的なお墨付きということで、旅行者にとっても「絶対外せない一杯」になっています！

店名のHồng Phátはベトナム語読みでホンファット！
創業者のダン・ティ・グエットさんはプノンペン（カンボジア）出身で、1970年代にサイゴンへ移り住んでからこの味を広めたそうです！

中華系（チョロン＝サイゴン華人街）の食文化とクメール（カンボジア）のエッセンスが融合したフーティウを、当時から変わらぬレシピで提供し続けています！
その味わいは世代を超えて支持され、「サイゴンでフーティウと言えばHồng Phát」といわれるほどの存在！

Hong Phatへのアクセス

Hồng Phát本店があるのはホーチミン市中心部から少し西に外れた3区、Võ Văn Tần（ヴォー・ヴァン・タン）通り沿いです！

周辺は下町のローカルな雰囲気が残るエリアで、美味しいベトナム料理店が点在することで知られています！

観光客が集まる1区のベンタイン市場あたりから車で約5〜10分、タクシーや配車アプリ（Grabなど）を使えばアクセスは簡単です！道幅の広い大通り沿いに赤い看板が出ているので、車窓からでも比較的見つけやすいですよ！

お店には駐車スペースがないため、自力で行く場合はバイクやタクシー利用がおすすめです！

周辺はバンコー（碁盤の目エリア）と呼ばれる地域で小道が多いため、初めて行く際は地図アプリを活用しましょう！

朝6時半から夜22時半まで毎日営業しており、朝食・ブランチからランチ、夜ごはんまで好きな時間に訪問できます！

Hong Phatの内観

Hồng Phátは古い建物を利用しており、一見すると数階建てにも見えますが、基本的に利用できるのは1階部分のみです（お客さんの多い時は上階も開放するかもしれません）！

外観は赤地に白い文字の看板が目印で、老舗らしい渋い雰囲気が漂っています！

店内はザ・ローカル食堂といった実用的な内装です。
大きな円卓や長テーブルが並び、相席も日常茶飯事。ステンレス製のスプーンや箸入れ、調味料類（酢漬け唐辛子やニンニク、お酢、チリソースなど）が各卓にセットされ、庶民的で気取らない雰囲気です！

冷房はなく天井ファンが回っていましたが、開放的な造りのおかげか風通しは悪くありませんでした！

人気料理

Hồng Phátに来たらぜひ味わいたいのが、看板メニューのフーティウとバインバオです！
どちらも地元の人に大人気の定番料理で、私も実際にオーダーしてみました！

Phnom Pehn style rice noodle（フーティウ・ナムヴァン）

こちらがお店の名物、フーティウ・ナムヴァンです！

米粉でできた麺に、エビや豚ひき肉、レバー、うずら卵、そして豚の血を固めたゼリー状のピッグブラッドなど具だくさん！
麺と具材が盛られた丼ぶりとは別に、熱々の澄んだスープが小さな器で添えられて提供されます！

この汁別添えスタイルは、日本のつけ麺に近い感覚で、好みでスープに麺をくぐらせたり、スープをレンゲで麺にかけながら食べたりします。私も最初は戸惑いましたが、この食べ方のおかげで麺がスープに浸って伸びることなく、最後まで美味しくいただけました♪

スープは見た目は透き通っていますが、味わいは驚くほどコク深いです！豚骨やエビからとった出汁にほのかな甘みが加わり、優しいのに奥行きのある旨み。飲み干したくなる絶品スープとはまさにこのことです。

麺はツルツルと喉ごし良く、柔らかめの茹で加減でした。一般的なフーティウはもう少しコシがある場合も多いのですが、Hồng Phátの麺はやや柔らかめ！

山盛りの具材はどれも新鮮で食べ応え抜群！ 特に驚いたのはぷりぷりの大きなエビで、麺に入っているとは思えないほど立派なサイズでした！
レバーの濃厚さや豚ひき肉の旨み、そして独特のぷるんとした血豆腐（豚血のゼリー）もスープの風味と相まってクセになる美味しさです！
別添えの香草（レタスやニラ、もやし、コリアンダーなど）は自由に投入して、自分好みの味変を試してみてください！

フーティウは汁あり（Hủ Tiếu Nước）と汁なし（Hủ Tiếu Khô）を選べます！
汁ありの場合はフォーのように最初からスープに麺が浸かった状態で提供され、汁なしの場合は今回私が食べたようにスープが別椀で付いてきます！
注文時に好みを伝えてくださいね！

Signature steamed pork bun（バインバオ）

フーティウのお供として是非一緒に頼みたいのが、この蒸し豚まん！

メニューではBánh Bao（バインバオ）と表記されています。見た目は日本の中華まん（肉まん）に似ていますが、Hồng Phátのものは手のひらより大きい特大サイズ！

ふかふかの白い生地を割ると、中から肉汁たっぷりの餡が登場！
豚肉の旨みに、ゆで卵（またはうずら卵）、しいたけ、春雨、さらに中華風ソーセージなど具材も盛りだくさんで、「全部入り」といった贅沢さ！
創業当時からの秘伝レシピで作られており、ほんのり甘い生地は職人さんが毎日手作りしているそうですよ。

出来立ての蒸し豚まんはほかほか熱々で提供されます！
頬張ると、生地のほのかな甘みと餡のジューシーな塩気がベストマッチ！

フーティウを待つ間にちょうど良いおやつ代わりになりますし、麺だけでは物足りない人もこの豚まんでお腹大満足間違いなしです。
ボリュームがありますが、みんなでシェアしながら食べるのも楽しいですよ。

実際、お店でもテーブル毎に蒸し豚まんをほおばっている光景が見られ、「フーティウ＋豚まん」のセットが定番ペアのようでした♪

支払方法

支払いはクレジットカード対応可です！

価格帯の目安も把握しておくと便利です。フーティウ・ナムヴァンは1杯だいたい10万～13万ドン前後（約500～700円）と、普通の屋台や食堂のフォーより少し高め！
しかしミシュラン掲載店というブランドや、豪華な具材・快適な店舗環境（清潔で観光客にも安心）を考えれば納得の値段かと！
蒸し豚まんは1個3万～4万ドン程度（150〜200円ほど）で、サイズを考えるとお得感があり！
注文時は料金を確認し、食後に合計額を現金で支払う流れになります。

余談ですが、会計時に店員さんへチップは基本不要です（ベトナムのローカル食堂ではチップの習慣はありません）。

最後に

ホーチミンの老舗フーティウ店Hồng Phát（ホンファット）は、濃厚だけれど優しいスープのフーティウと、ほっこり甘い蒸し豚まんの組み合わせは、ローカルグルメ好きにはたまらない魅力です！
ミシュラン・ビブグルマン掲載ということで観光客にも注目されていますが、店内には地元常連の姿が多く、その人気ぶりに改めて驚かされました。

ベトナム南部名物のフーティウを食べ慣れていないこともあり最初は戸惑いましたが、一口すすれば虜になる美味しさ！
朝から晩まで営業しているので、朝食やブランチ利用にも良さそうです！
特に朝はスープがさらに染み渡る感じがして、地元では朝ごはんの定番でもあるようですよ。

価格は他の食堂に比べると少し張りますが、それでも日本と比べればリーズナブルですし、この満足感を思えば納得です！
ホーチミン旅行で「Pho（フォー）以外の麺にも挑戦してみたい！」「ローカルに愛される名店の味を体験したい！」という方は、ぜひHồng Phátのフーティウ・ナムヴァンに挑戦してみてください！

透明なガラスの丼に盛られた色とりどりの具材、美しいビジュアルもSNS映えしますし、旅の思い出に残る一食になるはずです！
ホーチミン3区まで足を延ばす価値、大アリですよ！

ホーチミンの宿泊記として、ホテルグランドサイゴンの宿泊記を以下に記載しています！ぜひ見てみてください！

他のホーチミンのミシュラングルメなどの記事は下記です！こちらも訪問すべきお店だと思うのでぜひ！